従来型のアフィリエイトはSNSアカウントの量産や、ブログの量産によるアクセス大量収集が主流でした。
ですが、最近ではブランディングを意識した媒体を作り、健康系や美容系など特定のジャンルに特化したアフィリエイトで大きな成果を収めている人が目立ってきています。
そこで今回は、雑多なアクセスを収集する手法ではなく、ブランディングを意識した特化型アフィリエイトの手法を解説していきたいと思います。
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アフィリエイトにブランディングが必用な理由
最近では、従来の『大量のアクセスを集めれば良い』という手法が通用しなくなって来ました。
近年ではネット上に大量の広告が設置されており、ユーザーは常に大量の広告に晒されています。その為、一つ一つの広告に対する関心度が低下し、ターゲットを絞り込まないアフィリエイトでは成約率が極端に低下してきたという背景があります。
その為、現在の状況では雑多なアクセスを収集し、雑多な広告を見せるのではなく、売る商品ジャンルを絞った上でターゲティングやブランディングを行い、『如何に相手の信用を得るか』を中心としたブランディング型アフィリエイトの考え方が重要となってきます。
ブランディングを意識した特化型アフィリエイト
では、さっそくブランディングを意識した媒体構築から集客環境構築までのステップをご紹介したいと思います。
ここでは、美容商品に特化したブログ媒体作りを例に説明していきますので、大まかな流れが掴めましたら、自身が販売して行きたい商品ジャンルに合わせて各ステップを実行していって下さい。
尚、今回はブログ作りを例題にご説明していますが、TwitterなどのSNSアカウントでも同様のやり方でブランディング型の媒体を作る事も出来ます。
1.ターゲットをしっかりと絞り込む
相手の信用を得る為の媒体作りでは、まずどんな人を集めたいかを定めるターゲティングが必用です。
ターゲティングのポイントは、販売したい商品ジャンルに強い関心があり、商品を購入してくれそうな人物像を出来るだけ具体的に想像する事です。ターゲットの人物像は広くなり過ぎないように出来るだけ詳細に決定していきましょう。
悪い例:
・美容に興味のある20~30代女性
良い例:
・30代女性
・月収〇〇万~
・美容、メイク、ファッション系の雑誌などを定期購読
・美容やメイクに月〇万以上使っている
など
2.ターゲットを意識した媒体作り
ターゲティングの後は、ターゲットを意識した媒体作りを行います。
媒体作りにおいて必ず決める事としては、ブログ名や名前(もしくは肩書)、参考にする人気ライバルブログ、投稿し続ける為の情報収集先などです。
各ポイント:
・ブログ名や肩書などは分かりやすく覚えやすい物を
・ターゲットが好む人気ブログを最低3つは探しだし、デザイン、記事の書き方などを取り入れる
・記事を書き続ける為に、情報収集方法は事前に用意しておく
ジャンルやターゲット層によって好まれるデザインや記事の書き方が違う為、1から独自で考えるのではなく必ず参考とする媒体を元に自分の媒体を作っていきましょう。
3.ターゲットの目に触れる為の環境作り
良い媒体を作っても狙ったターゲット層の目に触れなければ意味がありません。その為、ターゲット層の目に留まる為の戦略・環境を構築します。
ここでのポイントは、待ちの体制でいない事、そして狙ったターゲット層が多く居る場所に当たりを付けて対象を狙い撃ちする事です。
集客先が広範囲過ぎたり、ターゲット層を考えず雑多なアクセス集客を行わないように気を付ける必要があります。
悪い例:
・ブログを作って記事を書くだけで、アクセスが自然と集まるのを待つ
・雑多なジャンルのSNSアカウントを量産し、そこからブログにアクセスを流す
良い例:
・人気の美容系SNSアカウントのフォロワーに対して広告を発行する
・狙ったターゲット層の人達に人気のSNSアカウントからブログを紹介してもらう
・ライバル美容系ブログに相互リンクの申し込みを行う
4.ターゲットから信用を得る為の戦略作り
ターゲットからの信用を得る為の方法はいくつもありますが、すぐに取り入れられる物としてお勧めするのが『見栄え』『情報』『ターゲットからのアクション』です。
見栄えは上記2で探したライバルブログを元に整えていきましょう。ターゲットから好感を持たれやすいデザインはジャンルによって異なる為、個人で1から考えるのではなくライバルブログを参考に作り上げていった方が時間的にもクオリティ的にも効果的です。
次に情報に関してですが、有益な情報を配信するのは勿論、ターゲットからの共感を得る様に意識して記事を書いたり、時にはコメント等でコミュニケーションをとるのも良いでしょう。単純な情報配信ブログの場合、ファン作りの速度が遅くなってしまう可能性があります。
ターゲットからのアクションに関してですが、人の行動心理として自ら行動した場合や商品を購入した場合に、自分の行動を肯定する為に相手への信頼を強くするという物があります。
その心理を活用する為に、読者参加型のキャンペーンやアンケートの実施、もしくはユーザーが手を出しやすい無料商品や低料金の商品を紹介して買って頂く事で少しずつファン化を進める事が出来ます。
まとめ:売る為に必要な担保は『信用』
有料商品の広告に限らず、アプリダウンロードなどの無料系の広告に関しても成約を取るには信用がとても重要なポイントになります。
筆者自身も以前は雑多なジャンルのSNSアカウントを量産し、雑多な広告を表示する事で収益を挙げていたのですが、収入は決して安定的とは言えませんでした。
その後、手法を量産型からブランディング型に切り替えて、ファンを増やして行きファン度を深くしていく様にしていった結果、収益は大きく安定的な物になりました。
勿論、ブランディング型での媒体育成はとても労力と時間が掛かりますが、ターゲティング→ターゲットからの信用を得る→商品を販売しながら更に信用を深める、というやり方はとても勉強になりアフィリエイトに限らず多くの分野で活用する事が出来ます。
現在、まだブランディング型として明確なターゲット層に向けた媒体作りが出来ていない方は、これを期に是非ブランディング型に挑戦してみては如何でしょうか!