多くのビジネスマンやアフィリエイターが登録しているTwitter。
仕事の人脈作りやアフィリエイト収入のため、精力的に発信している人はとても多いです。
しかしTwitterでは定期的に大きな仕様変更が行われており、それに伴って大規模なアカウント凍結も実施されています。
そのため、仕様やガイドラインについての最新情報は、常にチェックしておく必要があります。
そこで、2021年現在の凍結傾向について、最新情報をまとめました。
ガイドライン違反と見なされて凍結されないためにも、ぜひ目を通してみてください。
Twitterの「凍結」と「ロック」の違い
Twitterの罰則には「ロック」「凍結」「永久凍結」の3段階があり、それぞれで処置が異なります。
ロック
アカウントをロックされるとログインができなくなり、一切の操作が不可となります。
- アプリやPCブラウザからログインしようとすると、「このアカウントはロックされています」というメッセージが表示される。
- 他ユーザーがあなたのアカウントを検索・閲覧しようとすると、「このアカウントは存在しません」と表示される。
凍結と永久凍結
凍結の場合、ログインはできてもツイートやフォローなどの操作ができなくなります。
- ログインできるが、自分からも他ユーザーからも「凍結済みアカウント」と表示される。
- フォロー/フォロワー数がゼロになる。
永久凍結はいちばん重い処罰です。閲覧対象から削除され、新しいアカウントを作ることができなくなります。実質、Twitterというサービスからの締め出しです。
最新のTwitter凍結傾向
どのような時にアカウントがロック・凍結されてしまうのでしょうか。
Twitter社のヘルプセンターの解説をまとめると、以下のように規定されています。
<ロック>
・乗っ取りの可能性がある時
<凍結>
・スパム行為など、他ユーザーにセキュリティ上の危険を与えるような行為を行った場合。
永久凍結は、過去に規約違反を何度も繰り返した場合に適用されます。
では、「Twitterルールや利用規約に違反している」とはどのような状態を指すのでしょうか。
Twitter社は近年急速な「健全化」を進めています。
2018年には利用者の対象年齢を引き上げ、13歳未満が利用禁止となりました。
ツイートやリプライの内容や、著作物に対するチェックも厳しくなっており、最新の凍結傾向にもその特徴が現れています。
スパム行為・一斉フォロー
同じ内容のツイートを複数回行う、不特定多数のユーザーにDMを大量に送りつけるといった行為はスパム認定されます。
スパム行為に対する凍結処置は以前から行われていましたが、その基準は年々変わってきています。
最新傾向では、不特定多数のユーザーがツイートやDMの内容に対して「悪質である」と判断した場合、通報を経てスパム行為と認定されてしまいます。
公開リストへの無差別な追加も通報対象となってしまうので、リストを活用している人は注意してください。
また、スパムでないツイートやDMでも、Twitter社が設けている基準を越えると凍結・ロック処置が発生します。
<Twitter社が定める上限>
・ツイート(リツイートも含む)……1日2400件まで。
・フォロー……1日400人まで(認証アカウントは1000人まで)。
一斉フォローもスパム行為と見なされる可能性が高いため、短時間での大量フォローは避けた方が無難です。
他にも、同一IPによる複数アカウントの利用や、アカウント売買、フォロワー買いに対する規制も強まってきています。
最新情報では、複数持っているうちのひとつのアカウントで違反行為があった場合、他のアカウントもまとめて凍結されると言われています。
パクリツイートや著作権違反に対する処置も強化されており、無断でアーティストのPV動画を投稿する・漫画の一部をアップするといった行為は厳禁です。
著作権違反の警告を受けてしまい、最悪の場合はアーティスト側から訴訟を起こされる可能性もあります。
Twitterでの著作物の取扱いには十分注意しましょう。
誹謗中傷・信頼性を傷つける行為
Twitterの健全化に伴って目立ってきているのが、「言論による凍結」です。
・脅迫
・ヘイト発言
・児童に対する性的表現
・自殺または自傷行為をほのめかしたり助長したりする発言
上記に対するチェックは年々厳しくなっており、ツイートやDMを送る際にはより一層の注意が必要です。
最近では「社会的信頼性を傷つける行為」も凍結の対象となっています。
デマツイートの投稿はもちろん、違反ツイートをリツイートしただけでも警告を受ける可能性があります。
社会に悪影響を与えるツイート、政治的デマや根拠のない医療デマツイートは見かけてもリアクションしないようにしましょう。
設定内容やセキュリティに問題がある
規約違反だけでなく、設定内容やセキュリティに問題がある場合もロックや凍結処置が行われます。
セキュリティ上の問題で代表的なものは「アカウント乗っ取り」です。
今までログインしたことがない新規デバイスからのアクセスがあると、一時的にロックがかかる場合もあります。
また、設定内容によっては凍結されやすくなったり、逆にされにくくなることも。
いくつかの条件で検証したところ、凍結リスクを引き下げるためにはメールアドレスと電話番号が重要と判明しました。
電話番号の登録
電話番号の登録は任意となっていますが、登録していた場合は違反行為に対する処罰が軽減される傾向にあります。
本来は一発で凍結の行為でも、電話番号の登録があると一定の信用性が保障されるため、凍結より軽いアカウントロックで済むことも。
ロックの場合はアカウント復旧が比較的簡単なので、ひとつのアカウントを長く運用していきたい場合は登録しておいたほうがいいでしょう。
ただし絶対にロックで済むわけではなく、場合によっては一発凍結する可能性もあります。
メールアドレスの登録
登録しているメールアドレスの種類によっても、凍結リスクは変わってきます。
検証の結果、Gmailは他のフリーメールアドレスと比べて凍結されにくいと判明しました。
電話番号やGmailアドレスを登録しておけば凍結を回避できるわけではありませんが、リスク軽減のひとつとして覚えておきましょう。
その他、Twitterのルール違反となる行為
その他にも、年齢を偽っての登録や、Twitter社が明記しているガイドラインに違反する行為を行うと、凍結されてしまいます。
どんな行為がルール違反にあたるのか、しっかりとヘルプセンターの説明を読み込んでおきましょう。
まとめ:ルールを守って凍結を回避しよう
Twitterでは定期的な仕様変更が行われているため、「以前は問題が無かった運用方法が使えなくなった」という声はよく聞こえてきます。
ビジネスのためにTwitterを活用したい人は、凍結傾向やガイドラインなどの最新情報を定期的にチェックしておきましょう。
また、人を傷つける発言や著作権違法となる行為にならないよう、ツイート前に一呼吸置くことも大事です。
Twitterがどういった方向性に向かおうとしているのかしっかりと把握し、凍結対象に入りそうな手法・言動は避けて活動していきましょう。