アフィリエイトサイトを運営している方の多くが経験する、報酬の伸び悩み。さまざまな要因が考えられますが、ここでは、アクセスがあるのになかなか売り上げにつながらないというサイトにおすすめの打開策をご紹介します。
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アフィリエイトの比重を増やす
アフィリエイトは、読者に向き合った記事を作成することで収益につながりやすいため、PV数はほとんど関係ありません。
しかし、クリック型の広告は収益を拡大するためにはPV数を伸ばし続ける必要があります。
アフィリエイトサイトを運営するとき、アフィリエイトだけではなかなか収益化ができないということで、Googleアドセンスを導入して収益を得ようとする方は多いです。確かに、アクセスが稼げるようになってきたのであれば、Googleアドセンスで一定の収入を得ることができるようになるでしょう。しかし、クリック型の広告は単価が非常に低いです。1クリック30円前後なので、10万円稼ごうとすると月間で50万PVくらいは必要になります。
アフィリエイトの場合、商材によっては数千円、数万円という報酬単価があります。仮に月間1万PVであっても内容さえよければ10万円稼げる可能性があるため、アフィリエイトの比重を増やすほうが効率的に収益化できます。
●楽天アフィリエイトやAmazonアフィリエイトよりもASP
楽天アフィリエイトやAmazonアフィリエイトなどもありますが、アフィリエイトの比重を増やす場合は、ASPのアフィリエイトリンクを増やしましょう。
なぜなら、楽天やAmazonアフィリエイトは同じアフィリエイトでも報酬率が低いからです。ネットショップなので取り扱っている商材が多いのは魅力です。しかし、1つ売れても得られる報酬が少なければその分、数を売らなければならなくなります。短期間で収益をアップさせたいのであれば、ASPに登録し、ASPのアフィリエイト商材の比重を増やすようにしましょう。
●クリックや楽天・Amazonアフィリエイトで人気だったジャンル・商品を
すでにクリック型の広告や楽天・Amazonアフィリエイトで一定の収益があったという場合は、そのときの実績を参考にするとより収益化しやすいです。実際に売れていたジャンル・似たような商材で攻めるようにしましょう。
アクションが起こりやすいカテゴリやジャンルの商材をプラスする
アフィリエイトサイトへのアクセス数が安定しているのに、報酬がイマイチ伸びないというお悩みを抱えるアフィリエイターは多いです。報酬につながらない理由はいろいろありますが、記事が読まれており、直帰率も低いのになかなか売り上げにつながらないという場合は、ユーザーニーズが低い、成約に至りにくい商材を紹介しているからかもしれません。
アフィリエイトには、情報や物販、サービスなど、さまざまな商材が用意されています。しかし、どれも紹介すれば売れる・申し込まれるわけではありません。インターネットで購入されやすい商品やサービスといった商材をチョイスし、記事にすることが大切です。
アフィリエイト商材の中で、比較的アクションが起こりやすいのは以下のようなカテゴリの商材です。
●金融
・口座開設
・クレジットカード
●美容
・お試し商品、お試しセット(コスメ、サプリメント)
・ダイエット関連(機器、サプリメント)
・エクササイズ関連
●仕事
・資格などの資料請求
・転職サイトなどの会員登録
●暮らし
・保険(生命保険、自動車保険、自転車保険)
・買い取り(車、バイク、日用品、ブランドものなど)
「収益記事」と「集客記事」を分ける
全記事にSEO施策をするのがベストかもしれませんが、すべてに全力投球するのは難しいものです。SEOを意識しすぎてユーザビリティが低くなってしまっても意味がありません。
そのため、まずは大きく「収益」と「集客」という目的を分けた記事を用意しましょう。
●美容系物販のアフィリエイトサイトの場合
・「収益記事」
メインターゲットは買いたいと思っている人です。そのため、「商品レビュー」といった商品を深掘りした内容の記事構成が向いています。
収益記事自体も検索結果で上位に表示されるのが理想ではあるので、SEOもある程度は気にしたいところですが、収益につなげることが一番の目的になるので、まずはユーザビリティを優先させましょう。
意識したい点は、ユーザーが読んでメリットを感じられる、商品を欲しいと思えるような内容にすることです。
・「集客記事」
集客記事では、いかに多くの興味を持った人を集客できるかがカギとなるため、商品と関心を引けるキーワードを掛け合わせた内容の記事構成がおすすめです。キーワードは決まったものの、どのようなキーワードをかけ合わせればよいのか分からないというときは、「関連キーワード取得ツール」(https://www.related-keywords.com/)を使いましょう。
例えば、「美容」で検索すると以下のようなキーワードが出てきます。
複数の組み合わせの中から、キーワードプランナーを使用して検索ボリュームを調べ、ちょうど良い検索ボリュームのキーワードをピックアップします。SEO施策をして1位を狙うのであれば、比較的ライバルの少ない100~1000程度の検索ボリュームがおすすめです。
もちろん自分の得意分野で専門性の高い記事を書けるのであれば100以下、1000以上でも問題ありません。しかし、常に「集客記事から収益記事に流せるのか」ということを考えるようにしましょう。収益に結びつかない集客記事を作成するくらいなら、その時間を別の収益につながるキーワードを使った記事を作成する時間に充てるほうが、効率が良いからです。
数値を見て定期的にサイトや記事を改善
書き上げた記事はすべて自分のサイトの財産として残っています。しかし、収益に結びつかない記事をそのままにしていても負の財産となってしまうため、Googleアナリティクスなどを導入してユーザー像を分析し、サイトを改善していくことが大切です。
サイトを改善する場合は、具体的な基準を決めておくとスムーズです。例えば、直帰率が高い記事。40%以上の記事はリライトするなど、独自の判断基準に沿って改善が必要な記事を洗い出しましょう。
●改善のポイントは競合サイトを見て学べ!
ユーザーがアフィリエイト経由で商品購入やサービスの申し込みをおこなうのは、記事を読んで納得したからです。納得できるのは、記事に説得力があったからといえます。
説得力を出すためには、知識や読み進めやすい構成が欠かせません。自分に足りない知識や技術は、競合サイトをチェックすることで発見しやすくなるため、競合サイトをたくさん見て学び、よりよい記事・サイトに仕上げましょう、
まずは1つのサイトに絞って成功パターンを掴む
興味あることがたくさんあるからといって、初めからさまざまなサイトを運営してしまうと、やることも多くどのサイトも中途半端になってしまいます。そのため、まずは1つのジャンル・カテゴリに絞り、1つのサイトを育てることから始めましょう。
●知っておきたい美容系物販の成功パターン
美容系物販には、収益UPしやすい法則があります。1つ目が「まとめ記事」です。
個別の商品レビュー記事から内部リンクでまとめ記事へ誘導でき、逆にまとめ記事をきっかけに獲得したユーザーを個別商品のページへ誘導することができます。さまざまなページを見てもらうことで、サイトにとどまる時間が増加。直帰率の低下にもつながるため、見込みユーザーをうまく囲い込むことができます。
2つ目は、リアルな声を伝えられる「レビュー記事」です。美容・健康系商材は、自己アフィリエイト(アフィリエイター自身がアフィリエイト経由で購入した分も報酬が支払われる仕組み)がOKのものが多いです。そのため、自己アフィリエイトを利用して実際に商品を購入し、その分の報酬を得つつ、実物を使って使用感や効果などのリアルな声を伝えることで説得力を出すことができます。写真を増やせば、視覚的にも商品の魅力を伝えられるというのも大きいでしょう。
まとめ
ご紹介した打開策が必ずしも良いというわけではありませんが、試していない策があるのであれば、解決の糸口となるでしょう。失敗から学ぶこともあるので、まずはできることから始めてみましょう。