canonialタグとは?
canonialタグとは重複するコンテンツ(同じ内容のページが複数存在している場合)があった場合に、SEOへの悪影響を最大限に軽減してくれる機能を持っています。
canonialタグを使わないあるいは正確に理解しないで、そのまま放置してしまうと、Googleから不正にコピーしたコンテンツとして認識されることや、被リンクが分散してしまう恐れがあります。
そういったことから、重複コンテンツにcanonialタグを使うことで、SEOへの悪影響を回避することができます。
ここでは検索エンジンに嫌われないcanonialタグの導入をおすすめしていきます。
canonialタグを使用する必要のある場合
canonialタグを使用する必要のあるケースは主に2通りの場合があります。
1. サイト内に重複コンテンツが存在している場合
2. 複数ページをもつコンテンツに「すべて表示する」というページが存在している場合
この2通りの場合を以下で詳しく説明していきます。
1. サイト内に重複コンテンツが存在している場合
サイト内に重複コンテンツが存在している場合、以下の例が予想されます。
・商品の紹介ページで、複数のURLが存在している場合
・Webページの印刷用ページ
商品の紹介ページでは、色やサイズの違いなどによって異なるURLが存在していることがあります。
その場合メインのオリジナルページにcanonialタグをつけることによって、
他のページのリンクをオリジナルページに集約することができます。
そうすることによって、メインのページの評価を上げることができます。
2. すべて表示するというページが存在している場合
複数のページからなるコンテンツの場合に全てを表示するというページを用意している時には、canonialタグの使用が有効的です。
つまり、他のページで獲得したSEOの効果を全て表示するページに集約し、全て表示するページの評価をあげるということです。
canonialタグの導入方法と注意事項
canonialタグの導入は意外と簡単にできます。
canonialタグの導入方法を見ていきましょう。
導入方法
canonialタグを導入するにはHTMLのheadに以下のコードを挿入します。
各ページのHTMLにこのコードを挿入する必要があります。
※オリジナルページURLとは、SEO効果を集約したいページのことを指します。
注意事項
canonialタグを設定する際に注意しなければならないことがあります。
・重複コンテンツとcanonialタグを使用するページが、ほぼ完全に一致する場合に使用する。
・canonialタグを使用するページがエラーや404になっていないかを確認する。
・canonialタグを使用するページにnoindexやメタタグがないか確認する。
・canonialタグを使用するページのURLに間違いがないか確認する。
・canonialタグを1つのページで2つ使用していないかを確認する。
ということに注意してください。
この設定をしっかりとしていないと、canonialタグを導入する意味がなくなってしまいます。
まとめ
canonialタグはSEO対策の1つにすぎません。
Googleが言っているのは、いいコンテンツを上位に表示させるということです。
いいコンテンツを作るということが、第一優先なのは間違いありません。
そのことを第一に考えてコンテンツを作っていくといいでしょう。
その後にSEOを最適化する様々なテクニックが必要になっていきます。