【2021年最新版】Googleアルゴリズムのアップデート対策

アフィリエイトによって報酬を得ているメディアの運営者にとって、Googleアップデートは成果に直結する重要な要素のひとつです。メディアの運営者はアップデートがあるたびにアクセス数の変動を不安に思い、対策法に頭を悩ませているかもしれません。

Googleアップデートは年に2~4回程度行われることが一般的で、2021年に入ってからは6月と7月の2回にわたってアルゴリズムのアップデート が実行されました。

本記事では、2021年最新版のGoogleアップデートの内容と対策を解説します。この記事で今必要な対策法を理解し、掲載順位の改善を目指していきましょう。

2021年6月・7月に行われたGoogleアップデートの概要

Googleアップデートとは、Googleの検索順位を決める指標(アルゴリズム)を大きく見直し、更新することを指します。アルゴリズムの軽微な見直しや変更は毎日のように行われていますが、年に2~4回は「コアアルゴリズムアップデート」と呼ばれる大規模な更新が行われることが一般的です。

2021年は、6月3日と7月2日の2部構成でコアアルゴリズムアップデートが行われました。アップデートが2部構成になっているのは、6月に予定されていた改善点の一部がアップデートに間に合わなかったことが影響しています。

そのため、6月のアップデートで変動した順位が、7月に再び変動する可能性があることが周知されています。

2021年6月・7月のGoogleアルゴリズム変更による影響

今回のコアアップデートを受け、各ジャンルのキーワードの順位が大きく変動していることが明らかになっています。とくに、以下のジャンルで変動幅が大きいと報告されました。

  • 企業間取引(BtoB)
  • YMYL(Your Money or Your Life)
    ※法律・金融・健康・医療・ショッピング・ニュースなどに関する情報
  • IT総合
  • 美容・ファッション
  • 暮らし・結婚・恋愛

上記のジャンルを取り扱っているメディアは、対策を行う必要性が高いと判断できるでしょう。

【2021年Googleアップデート】絶対に押さえておきたいポイントと対策

アフィリエイトで報酬を得るためには、コアアルゴリズムアップデートの内容を踏まえた対策を講ずることが欠かせません。

  • コンテンツの品質を高める
  • 専門性を高める
  • E-A-Tを改善点する
  • コアウェブバイタルを改善する

ここからは、2021年のGoogleアップデートで絶対に押さえておきたい、上記のポイントと対策について4つ紹介します。

1.コンテンツの品質を高める

Google検索セントラル[注1]でも言及されているように、コアアップデートによりページの順位が落ちた場合は、 優れたコンテンツを提供することに集中すること が重要だとされています。なぜなら、Googleのアルゴリズムではコンテンツの品質にもとづいて掲載順位を決定しているためです。

内容はもちろんのこと、誤字脱字の有無や広告の内容、コンテンツの表示についても評価されるので、トータルで見て質の高いコンテンツを作成することが肝心です。コンテンツの品質を向上させることでユーザーファーストなメディアだと判断され、検索順位が改善する可能性があります。

なお、Googleからコンテンツを自己評価するためのチェック項目が提供されているため、セルフチェックの際に活用してみるといいでしょう。

【コンテンツと品質に関する質問】

  • コンテンツは、独自の情報、レポート、研究、分析を提供しているか。
  • コンテンツは、特定のトピックに対して包括的または完全な説明を充分に提供しているか。
  • コンテンツは、あたりまえのことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか。
  • コンテンツが他のソースから得られたものである場合、単なるコピーや書き換えでなく、付加価値とオリジナリティを充分に提供しているか。
  • 見出しやページタイトルは、内容を説明する有用なものになっているか。
  • 見出しやページタイトルは、コンテンツを誇張したり、読者に強いショックや不快感を与えたりするものでないか。
  • 自らブックマークしたり、友人と共有したり、友人にすすめたくなるようなページか。
  • コンテンツは、雑誌、百科事典、書籍に掲載または引用されるような価値があるか。

【コンテンツの提示や制作に関する質問】

  • コンテンツに誤字やスタイルに関する問題がないか。
  • コンテンツは適切に制作されているか。急いで制作されたような印象を与えていないか。
  • コンテンツが多数のクリエイターへの外部委託によって大量制作されていたり、複数のサイトの大規模なネットワークに拡散されており、個々のページまたはサイトのプレゼンスが低下していないか。
  • コンテンツに、主要なコンテンツを妨害したり注意をそらしたりするほどの大量の広告が掲載されていないか。
  • コンテンツは、モバイル デバイスでも適切に表示されるか。

【比較に関する質問】

  • 検索結果の他のページと比較した場合、コンテンツは実質的な価値を提供しているか。
  • コンテンツは、サイトの訪問者が本当に求めるものを提供しているように思えるか?あるいは、検索エンジンで上位に表示するためだけを狙って作成されたように思えるか。

引用:Google検索セントラル|Google のコア アップデートについてサイト所有者が知っておくべきこと
https://developers.google.com/search/blog/2019/08/core-updates#focus-on-content

2.専門性を高める

Googleのアルゴリズムでは、 情報の信頼性についても評価されています。コンテンツの品質だけではなく、信頼性と専門性が高いコンテンツを作成することが重要です。

誤った情報が記載されている場合は、Googleアップデートによって順位が低下してしまう危険性があります。反対に、有資格者や専門家が監修したコンテンツ、権威性がある情報源を参照しているコンテンツである場合、評価が高まる可能性があります。

以下にGoogleが提供する自己評価項目を掲載しておきますので、順位アップのために今一度確認してみましょう。

【専門性に関する質問】

  • コンテンツは、明確な情報源、関係する専門知識の証明、著者またはコンテンツを公開しているサイトの背景情報(著者ページへのリンクやサイトの概要ページなど)など、掲載されている情報が信頼性の高いものであることを示すための情報を提供しているか。
  • コンテンツを制作しているサイトを調査した場合、そのトピックに関する権威者としてそのサイトが信頼されている、または広く認識されているという印象を受けるか。
  • コンテンツは、トピックに関して明らかに充分な知識を持つ専門家や愛好家によって書かれているか。
  • コンテンツに明らかな誤情報がないか。
  • お金や人生に関連する問題について、このコンテンツを安心して信頼できるか。

引用:Google検索セントラル|Google のコア アップデートについてサイト所有者が知っておくべきこと
https://developers.google.com/search/blog/2019/08/core-updates#focus-on-content

3.E-A-Tを改善点する

E-A-Tとは、Googleが独自に定めた以下の3つの評価基準の頭文字を取った造語です。

  1. Expertise(専門性)
  2. Authoritativeness(権威性)
  3. Trustworthiness(信頼性)

E-A-Tを改善することも、Googleアップデート対策に有効な手です。

とくに、YMYLジャンルは取り扱いが難しく順位変動が起きやすいため、読み物とプロモーションページを分離する対策が必要です。

前項と共通するポイントも多いですが、さらに細かい要件が設定されているため、ここではそれぞれについて詳しく見ていきましょう。

Expertise(専門性)

専門性では、メインコンテンツの内容が詳しく専門的に述べられ、検索者のニーズを満たせるかどうかが重要視されています。具体的に、以下のようなコンテンツは評価が得られやすくなっています。

  • 特定のテーマに特化したメディアである
  • 新しい情報・独自情報がある
  • 情報の網羅性が高い
  • 検索者の疑問が解消できる

たとえば、おすすめのパソコンについて記載したページが1ページしかないサイトは専門性が低いと評価されます。反対に、おすすめのパソコンについてのページと関連コンテンツのみで構成されたサイトは、専門性が高いと評価されやすいというわけです。

Authoritativeness(権威性)

権威性では、メディアのコンテンツが「価値のあるものだと第三者に評価されているかどうか」について見られます。メディアが得ている好意的な評価がGoogleのアルゴリズムにフィードバックされており、検索順位を左右しているのです。

権威性では、具体的に以下のような指標がアルゴリズムに影響を与えています。

  • SNSやブログなどで紹介される「被リンク」の多さ
  • ほかのサイトなどで引用されたり言及されたりする「サイテーション」の多さ
  • 客観的に見て第三者からの評価が高いかどうか
  • 社会的認知度が高いかどうか

たとえば個人が運営しており、あまり認知されていないサイトは権威性が低いと判断されて上位表示されにくくなります。反対に、書籍を出版したことがある人が運営するサイトや、SNSで拡散されていて認知度の高いサイトは上位表示されやすいというわけです。

Trustworthiness(信頼性)

信頼性では、サイトコンテンツのオリジナル性やサイトの安全性などが評価されています。具体的には、以下のようなポイントを意識して改善すると検索順位の向上を目指せます。

  • コピーコンテンツをなくす
  • サイトをSSL化する
  • プライバシーポリシーや規約に関する記述がある
  • 運営者情報や企業情報を明記する

たとえば個人運営のSSL化されていないサイトは、信頼性が低いと判断されてしまう恐れがあります。対して、企業が運営するSSL化されたサイトは信頼性が高いと評価される傾向にあるのです。

個人の場合は、SSL化にくわえプライバシーポリシーや規約の記載、お問い合わせフォームの設置、運営者情報の明記などが可能な対策として挙げられます。

4.コアウェブバイタルを改善する

コアウェブバイタルは、Googleが2021年6月中旬から導入した最新アルゴリズム指標のひとつです。[注2]具体的には、ユーザー体験を大きく左右する以下の3つの項目が重要視されており、それぞれの数値を改善することで上位表示を目指せます。

  • LCP:最大コンテンツの読み込み時間
  • FID:インタラクティブ性
  • CLS:視覚的な安定性

ここでは、それぞれについて簡単に見ていきましょう。

LCP:最大コンテンツの読み込み時間

ページ内のメインコンテンツのダウンロード、操作までにかかる時間を指します。良好だとされている読み込み時間は2.5秒以内だと言われており、数値が小さくなるほど評価は高まります。

改善を目指すときは、メインとなるコンテンツのサイズを小さくする、もしくはダウンロードに時間がかかるコンテンツを削除する対策を取ることが有効です。サーバーやCSS領域についても注意が必要です。

FID:インタラクティブ性

ページ内でURLやボタンのタップなどといったアクションを行なったとき、ブラウザが反応するまでに要する時間を指します。数値はミリ単位で計測され、0.1秒(100ミリ)以内で反応することが好ましいとされています。

FIDの改善には、ムダなJavaScriptの削除やCSSやJavaScriptのサイズを軽量化することが有効です。

CLS:視覚的な安定性

ページのレイアウトが安定しているかどうかを測定するための指標です。数値が小さいほど高い評価を受け、0.1未満が理想的だとされています。

CLSのスコアが悪いページは、誤クリックを誘発したりユーザーの満足度を低下させてしまったりするため、注意が必要です。CLSは、画像の表示サイズの指定や広告・動画コンテンツの最適化、CSSの調整で改善することが可能です。

アフィリエイト報酬にこれだけ違いが出る?!アドセンスよりASPを選ぶ理由

アフィリエイトを行う際は、「Google AdSense」(グーグルアドセンス)またはASPのどちらか、もしくは両方を併用して報酬の獲得を目指していきます。どちらの方法であってもGoogleのアルゴリズムが非常に重要で、検索順位の向上を目指すことは欠かせません。

しかし、アドセンスよりも ASPのほうが高い報酬を得られやすいケースが多く、Googleアップデートの影響を受けにくいというメリットがあります。ここでは、アドセンスよりもASPを選ぶことをおすすめする理由について少し詳しく紹介します。

1.コンバージョンあたりの報酬が高いから

アドセンスよりもASPをおすすめする理由は、ASPのほうがコンバージョン(CV:成約)あたりの報酬が圧倒的に高いためです。

アドセンスは広告がクリックされると報酬が発生するアフィリエイトですが、クリックあたりの単価が非常に低いです。他方でASPは、一回のコンバージョンにつき数百~数千円の報酬が得られます。

ここで、同一アクセス数あたりのアドセンスとASPの報酬を比較してみましょう。

コンバージョン率 単価 報酬一例
アドセンス 1%程度 20~40円 1万PV✕1%✕40円=4,000円
ASP 1~2%程度 数百~数千円 1万PV✕1%✕1,000円=10万円

もちろん、報酬やコンバージョン率は商材・業界によって異なるため、上記の数字はあくまで一例になります。しかしASPは報酬額が高いため、 アクセス数が少なくてもコンバージョンにさえつなげられれば、安定した報酬を得ることは十分に可能なのです。

2.SEO効果が高いから

上位表示されるメディアを作成しやすくSEO効果が高い点も、ASPをおすすめする理由です。

アドセンスのみを利用したメディアの場合は特定の商材がないため、好きな記事を作成することが可能です。しかし、人によっては作成するコンテンツのジャンルに統一性がなくなってしまうケースがあります。

その結果、GoogleのアルゴリズムにE-A-Tが低いと判断されて順位が下がってしまう危険性があるのです。この状態では、Googleのコアアルゴリズムアップデートの度にアクセス数が変動し、安定した報酬が得られません。

ASPと提携している企業や商材はさまざまですが、基本的にASPを利用してメディアを作成するときは、1つのジャンルに特化したサイト構成にすることが多いです。ASPを利用すれば、たとえば以下のようなサイトを作りやすくなります。

  • クレジットカード比較サイト
  • ウォーターサーバおすすめランキング
  • 脱毛サロン人気ランキング

上記のように関連する商品のコンテンツを作成したほうが手間が少ないですし、成約率も上がります。さらに同一ジャンル内の広告を組み合わせることで専門性も上がり、GoogleのアルゴリズムにE-A-Tが高いと評価されて上位表示を狙いやすくなるのです。

もちろんASPとアドセンスを組み合わせることで、より高額な報酬を得ることもできます。どちらにせよ、Googleアルゴリズムに左右されずに安定して稼ぎたいのであれば、ASPを組み込むことが欠かせないのです。

アドセンスはアルゴリズムに左右されすぎ!稼ぐならASPのマネートラック

2021年に行われたGoogleアップデートでは、YMYLやIT総合、美容・ファッション、暮らし・結婚・恋愛ジャンルの大幅な順位変動がありました。対策としては、従来のアップデート同様に ユーザーファーストで高品質なコンテンツを作成することが肝心だとされています。

Googleアルゴリズムの変動はアフィリエイト収入を大きく左右しますが、とくにアクセス数が報酬に比例するアドセンス広告に致命的なダメージを与えるリスクがあります。そのため、アドセンスに依存しないメディア運営をすることが大切です。

Googleアップデートに一喜一憂することなく安定して報酬を得たいのであれば、ぜひ報酬率100~200%の案件も取り扱うマネートラックをご検討ください。SNSやメルマガアフィリエイトにも対応しているので、Googleに依存しない報酬の獲得が目指せます。

[注1]Google検索セントラル|Google のコア アップデートについてサイト所有者が知っておくべきこと
https://developers.google.com/search/blog/2019/08/core-updates#focus-on-content

[注2]Google検索セントラル|ページ エクスペリエンスの更新に対応するための期間、ツール、詳細情報
https://developers.google.com/search/blog/2021/04/more-details-page-experience

Written by ナナミル

「好きを仕事に」がモットーで運営中のメディア”ナナミル”中心に集まったライター集団です!
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