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アフィリエイト市場は右肩上がりで年々伸びている
株式会社矢野経済研究所の調べによると、2017年度の国内のアフィリエイト市場は前年比112.9%を記録。上昇の一途をたどっており、今後もアフィリエイト市場は堅調に拡大していく見込みです。2022年度には5,368億円になると予想されています。そのため、今からアフィリエイトを始めても成功できるチャンスはあるでしょう。
アフィリエイト市場が伸び続ける理由
アフィリエイト市場拡大の背景には、利用者の環境の変化と広告主の考え方の変化という2つの変化が関係しています。
・利用者の環境の変化
インターネットの利用方法の多様化により、アフィリエイト広告が利用者であるユーザーに浸透したことがアフィリエイト市場拡大の理由のひとつと考えられます。
現在、スマートフォンが普及し、インターネットと比較的ライトに接することができるSNSやキュレーションメディアなどツールやメディアの影響で、個人のインターネットの利用頻度や利用時間が増えています。EC市場では、インターネットの普及によりネット上で気になる商品の口コミを見たり、同じ機能を持つ製品や商品を比較したりしてから買い物をするという方が多くなりました。また、ネットショッピングは若年層だけでなく高齢層でも定着し、アフィリエイト市場拡大の追い風になっています。
・広告主の考え方の変化
アフィリエイトは、ユーザーが商品購入や申し込みなど広告主が定めたアクションを起こさなければ広告費用が発生しない仕組みとなっています。そのため、費用対効果を重視する広告主(企業)が増え、別の媒体に割いていた広告予算をアフィリエイト広告へシフトするケースが多くなっていることもアフィリエイト市場拡大の要因となっています。
稼げないといわれる理由
アフィリエイト市場が拡大しているのに、アフィリエイトは稼げないといわれている…。なぜそんな矛盾が生じているかというと、稼げる人とそうでない人の格差が広がり、稼げない人の人口が増えているためです。
実際、アフィリエイトで1万円以上の収益を上げている人は全体の10%未満です。全体の70%がお小遣い程度にもならない1,000円未満で、そのうちの約40%が収益0円となっています。そのため、“アフィリエイトは稼げない”という人が増え、「今更やっても稼げないでしょ」と諦めてしまう人が多いようです。
稼げない理由はいろいろありますが、稼げない人が増えているのは次のような要因が考えられます。
・競合サイトが多く相対的に稼ぎにくい状況
ひと昔前までは、比較サイトというと「価格コム」、グルメ口コミサイトというと「食べログ」などが代表格で似たようなサイトは少ない環境でしたが、今は同じような比較サイトが登場し、SEOの順位を競い合っている状況です。
また、現在は家電なら冷蔵庫だけ、保険なら火災保険だけなど、エリア×ケーキといったセグメントのかかった特化型比較サイトやグルメ系キュレーションサイトなども増え、サイト自体のジャンルも細分化されているため、総合的な内容ではなかなかSEO上位を狙いにくい状況となっています。
・企業が事業として取り組んでいる
アフィリエイト市場の拡大にともない、アフィリエイト広告で収益を上げることを目的とした事業を始める企業が多く参入しています。個人ではなかなか難しい資金や人員をかけて記事の量産やサイト構築をおこなうケースも増え、個人アフィリエイターのアフィリエイト収益に影響を与えています。
「そんな中で個人アフィリエイターはどうやって稼げばいいの?」と思うでしょう。確かに、競合が多い中に飛び込めば儲けが出ず心が折れてしまいやすいです。しかし、やり方を変え、何か1つでも勝てるものができれば稼げるアフィリエイターに仲間入りできる可能性が高まります。
クリック型広告よりもASP商材でマネタイズ
アフィリエイト広告は商品購入やサービス申し込みといった広告主の定める成果ポイントをクリアしなければ報酬が発生しません。そのため、初心者の中にはハードルが高いと感じてしまいアフィリエイト広告ではなくアドセンスなどのクリック型広告での収益を目指す方も多いですが、クリック型広告は単価が低く、立ち上げたばかりのサイトに導入してもアクセスがなければ収益が見込めません。
しかし、アフィリエイト広告の場合、PV数が稼げなくても見込み客にしっかりとアプローチをかけることができれば1件で大きな収益を得られる可能性があります。
アフィリエイト広告の報酬単価はピンキリで数百円から数万円まで幅が広いのが特徴です。月間のアクセスがたった10,000PVでもCTR1%あれば100人の人がアフィリエイト広告を閲覧し、CVR1%なら100人のうちの1人がアクションを起こしてくれます。たった1件と思うかもしれませんが、1万円の報酬がもらえるものならどうでしょう?
クリック型広告:1万PV×0.2円/クリック単価=2,000円
アフィリエイト広告:1万PV×CTR 1%×CVR 1%×1万円/報酬単価=1万円
報酬金額が高ければ、アクセス数が少なくてもわずかなチャンスでビッグマネーを手に入れられる可能性があるため、まずはアフィリエイト初心者でもクリック型広告よりもアフィリエイト広告で収益化を目指すのがおすすめです。アクセスが稼げるようになれば、クリック型広告を併用することでさらなる収益が見込めます。
今からでも知恵と投資で追いつける
アフィリエイト初心者の場合、ライバルがかけてきた時間・コストにはかないません。ですが、知恵と投資でその遅れを感じさせないだけの環境を端的に作り出すことができれば、稼げるアフィリエイターの仲間入りも夢ではなくなるでしょう。
・知恵
まずは、動機・事由と緊急性がある人をターゲットにした記事をどんどん作成していきましょう。それは成約率の高い見込み客を獲得しやすいからです。
① 脱毛に興味がある女性
② 家庭用脱毛器を使ってみたい女性
③ 1年後に結婚を控え、露出部分のムダ毛処理に困っている女性
上記の例で行けば、③が動機もあって緊急性もあるターゲット層ということです。
ただし、書いたら終わりではありません。検索エンジンからの評価を確認し、分析をして細かな部分を修正し、記事の価値を高めなければ、せっかくの記事も価値のないものとなってしまうからです。
実際、アフィリエイターはもちろん書くことを仕事にしているライターも記事を書いてチェックして修正や改善をします。よく読まれている箇所やページはヒートマップツールで確認し、サーチコンソールを使って検索エンジンの評価もチェックしてスピーディーに改善し、素早く記事の質を高めていきましょう。
・投資
お金をかけずに始められるのがアフィリエイトの魅力でもありますが、アフィリエイト市場の拡大により多くの企業が参入してきています。企業は、アフィリエイトサイトの運営はもちろん、サイトのデザインにもお金をかけているため、負けないためにはある程度の投資が必要になります。
・サイトデザイン
時間をかけてサイトをデザインする時間がなければ、デザイナーに依頼する
・記事(コンテンツ)の充実
記事を書く時間がなければ執筆をフリーランスなどで活躍するライターに外注する
まとめ
トップアフィリエイターは、日々試行錯誤しながら自分たちのサイトのクオリティーを高めています。ただ、スタートが出遅れても後出しじゃんけんのように勝ち方を知っていれば逆転できる可能性があります。
アフィリエイト市場はまだまだ右肩上がり。今からでも遅くはないので、知恵と投資で価値ある情報を発信し、ポイントをおさえたマネタイズでアフィリエイト報酬をゲットしましょう。