今年も解禁した就活ですが、近ごろ従来の就活とは一線を画す新しいタイプの就活が注目されています。その名もスカウト型就活。就活生から企業へアプローチするのではなく、逆に企業が就活生にコンタクトをとり採用するのがスカウト型就活です。
スカウト型就活は新しい就活の形
就活生は新卒募集をしている企業へESを送り、筆記試験を受けて、面接してもらう。従来の就活は、仕事を探している側である就活生が企業側にアプローチのが主流でした。しかしスカウト型就活は、アプローチの矢印が真逆。企業側が就活生にスカウトを送って、面接する流れが生まれてきているのです。
スカウト型就活の方法
スカウト型就活の方法はいたって簡単。スカウトサイトと呼ばれるサイトに登録して、プロフィールを入力するだけでOK。あとは企業側からアプローチしてくれるのを待つだけです。スカウトサイトによっては、就活生側からアプローチでき、双方向のやり取りが可能。
代表的なスカウトサイトが、キミスカ、Wantedly、OfferBoxなど。登録だけでもしておくと、就活の幅が広がりますよ。
Skypeで話を聞くだけでもOK
スカウト型就活は、採用担当者と気軽にやり取りができるのも魅力です。従来の就活ならば、企業側とカジュアルに会話できる場所といえば、合同説明会、会社会社説明会、そしてOB訪問などでした。しかしスカウトサイトならSkypeでお話しするだけでもOKの企業もあるので、気負いせず気軽に企業について質問することができます。
スカウトがきたら必ず面接に進まなければいけない、というわけでもありません。できるだけ多くの企業とやり取りをして、経験値を貯めましょう。
企業から見つけてもらう努力は必要
「待ってるだけで内定がもらえるなんて超楽じゃん!」と感じた就活生の皆さん。残念ですが、そう上手い話でもありません。確かにスカウト型就活は、従来の就活と比べて柔軟に企業とやり取りができます。しかし企業側から見つけてもらわない限り、なにも始まりません。
スカウトサイトに登録したら、プロフィール欄をできるだけ詳細に書きましょう。基本的にESと同じ企業側から「この人と話してみたい!」と思われなければ、企業側からスカウトが届く可能性はほぼゼロです。登録して満足せずに、企業側から見つけてもらう努力、興味をもってもらう努力してください。