ネットビジネス業界の流れはとても早く、次々に新しい手法が生まれては主流が変わっていきます。
その為、利益を上げ続ける為には常に他者のビジネスを意識して、今の時代に合った収益環境を構築していかなければなりません。
そこで今回は成功しているネットビジネスを調査し、そのビジネス手法を解体・取り入れを行う為の手法について解説していきたいと思います。
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ネットビジネス手法の3要素
基本的にビジネスでは無関心⇒関心⇒購入者⇒信者へとユーザーを昇華していくシステムを構築する必要があります。
単純に物量に任せてアクセスを集めアフィリ広告を張って稼いでいる人も多いですが、それだと収益が安定し辛い為、ある日突然収益がガクっと落ちたり収益環境が無くなるなんて事も珍しくありません。
その為、トップアフィリエイター達は収益の最大化・安定化を計る為にしっかりと戦略を練って収益化システムを構築しています。
そういった成功者のビジネス手法を見極めるには大きく分けて3つの要素に分解して調査する必要があります。
その3つの要素というのが『集客』『リスト収集』『マネタイズ』です。
それぞれの要素の『やっている事』と『行動の意図』に目を向ける事によって効率的に相手の手法を理解する事が出来る様になります。
1.集客
ここで言う集客とはユーザーを自分の集客媒体(ブログ、HP、SNSなど)に誘導する方法です。
相手の集客環境を調べる際は、
・良い記事を書けば集まる
・ツールを使えば
・流行りのあの媒体を使えば
といった考えは手法を見極める邪魔になるので一切捨てて調べる様にして下さい。
・なんの媒体に集めているのか
・媒体のデザイン、タイトル、記事に特徴は無いか
・広告を使っているか、そして使っている場合はどういった文言で使っているか
など、やっている事とその意図に着目して徹底的に調べ上げましょう。
2.リスト収集
前述した様に、単純にアクセスを集めてアフィリ広告を張るだけでは収益が安定しません。
その為、トップアフィリエイターの多くはLine@やメルマガなどのリストマーケティングを取り入れています。
集めたアクセスを如何にしてリスト媒体へと誘導しているか、そのリスト媒体の魅力はなんなのかを知る事は成功する為の大きな鍵となります。
3.マネタイズ
1で集客したユーザーや、2で集めたリストに対してどの様な事でマネタイズを計っているかを調査します。
ここで注意して欲しいのが『何を売っているか』よりも『どの様に売っているか』の方が重要という事です。
バナー広告の張り方、バックグラウンド商品の紹介タイミング、ステップメールの組み方などなど売っている物より売り方に着目して調べていきましょう。
手法解体&手法取込の4ステップ
1.ターゲットの選定
まず最初にしなくてはいけないのがターゲット選定です。
自身のやりたい事によってターゲットとする媒体は違うと思いますが、どの媒体でも重要なのが『見栄えに騙されない』という事です。
最初から本物かどうかを調べる事は難しいですが、表面上だけでなく少し調べてみると不審な部分が見えてくる場合があります。
特に今は様々な調査用サービスが作られており、SNSのフェイクフォロワー率を調べたりWEBサイトなどの月間アクセス数を調べたりなど出来る為、そういったサービスを使って調査するのも有効な手段です。
2.ターゲットを調べ上げ、ビジネス3要素に分解
ターゲットを調べる際、一つの媒体を調べるだけでは全体像が見えてこない場合があります。
複数のSNSを利用していたり、WEBセミナーやメルマガやLP広告を使っている場合もある為、相手の収益化システムを見極める為にはそれらをしっかりと調査する必要があります。
そういった調査にお金を掛けられない方は、お金の掛からない範囲で1ユーザーとしてターゲットのWEB媒体やリスト媒体(メルマガ、LINE@等)を体験してみると良いでしょう。
お金を掛けられ、尚且つターゲットが低価格の商品を販売している場合、それらを購入してその後のメルマガ誘導やバックグラウンド商品への誘導の方法を調査するのもとても良いと思います。
ただここで注意して欲しいのが、調査だという事を忘れてしまいターゲットの煽りに載せられ高額商品に手を出さないようにする事です。
プロはしっかりと戦略を練って環境を構築している為、調査を行っていく内にその有用性を植え付けられ「この金額であれば払える」と高額商品を購入してしまわないように気を付けましょう。
『知る必要があるのは商品ではなく売り方』という事を忘れずに調査してみて下さい。
3.分解した3要素を自分のビジネスに当てはめる
成功しているパターンというのは他のジャンルでも活用出来る場合が多くあります。
この段階での注意点は『複数の手法や独自の考えを混ぜない』事です。
上手く行かない人の多くがここで失敗しており、こういった失敗をしている方は同じような失敗を繰り返す傾向にあります。
その為、相手の手法を取り入れる際には極力真似出来る所は真似て作った方が良いでしょう。
そしてその上での成功体験を積み重ねればしっかりと独自の手法が組みあがってきます。
4.トライ&エラー
当然の事ですが、成功者がやっている事を真似れば確実に上手く行くという事ではありません。
相手の環境を調査しきれていないという事もありますし、相手の行動の意図を計りかねている場合もあります。
調査の段階では分からず、やってみてから分かる事も多くあります。
その為、やってみて上手く行かなければすぐに諦めて次の手法にいかず、行動と改善のサイクルを是非回してみて下さい。
ただし、行動後の結果を焦り過ぎると現環境での効果が計りづらくなる可能性がある為、効果検証の期間はしっかりとる必要があります。
まとめ:買い手から売り手への視点変換が重要
相手の手法を見極める為には買い手の立場から売り手の立場へと視点を切り替える必要があります。
そして買い手と売り手の最大の違いは『感情を揺さぶるか揺さぶられるか』です。
売り手は買い手の感情を巧みに揺さぶり、視野を狭くしたり商品を購入させたりと誘導しています。
この揺さぶり方もその時代背景によってどんどん変わってきており、数年前まで有効であった手法が今では使えないなんて事も多々あります。
例えば、近年では人が文字を読まなくなってきた為に、主流であった長文のLPより文字は少なく、見た目の派手さや動画を利用した物が効果が高くたってきたり。
集中力が持たない人が多くなってきた為に、動画は数分間のごく短い物の方が継続視聴されやすくなってきました。
この様に上手く行っている人はその時代背景に合わせた攻め方を心得ている為、『この人はどういった意図でそれを行い、どういった感情を煽ろうとしているのか』という視点を持てば、自然と『ビジネス手法の肝』が分かってきます。
ですので是非、視点の転換と感情の揺さぶり方に意識を向けて相手の手法を物にして頂けたらと思います。