【継続だけがチカラじゃない】自分に合った発信方法を見つけよう

「個人の情報発信」に価値が生まれる時代。
現代を生きるビジネスパーソンにとって、SNSでの情報発信は避けては通れないものとなりました。

しかし、多種多様な情報発信ツールにあふれているからこそ、どれを使えばいいのか分からないといった声をよく聞きます。
また、頑張って投稿を続けていても思うように結果が出ず、フォロワー数やアクセス数に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

巷では「SNSでの情報発信は継続こそが大事」と言われていますが、それ以外にも重要なポイントがあります。
それは、自分に合った発信方法選びです。

もしこれを読んでいるアナタがSNSでの活動に伸び悩んでいるのなら、自分に合っていない発信方法をしているのかもしれません。

そこで今回は、自分に合ったSNSの選び方と、主要SNSの特徴・向いている人について解説していきます。

自分に合ったサービスを使おう

「頑張ってSNSで発信を続けているけど、全然結果につながらない……」

そんな人は、今活用しているサービスから離れて、自分が輝ける場所を新規開拓してみましょう。
SNSに伸び悩んでいる原因の多くが、自分に合った発信方法を見つけられていないことにあります。

では、SNSを選ぶ際は何をポイントとして考えればよいのでしょうか。

流行りの発信ツール、あなたに合っている?

今情報発信で使っているSNS、「なんとなく」で選んでいませんか?
流行りのツールを使っていても、自分に合っていないと結果は出ません。

SNS選びでは3つの視点が重要となります。

何のために(what)
誰に向けて(who)
どうやって(how)

例えば、「YouTubeが流行っているから、動画で情報発信してみよう」だけでは、whatとwhoの視点が抜けています。
また、動画作りが苦手な人・画面に向かって喋るのが苦手な人であれば、そもそもYouTubeは向いていないですよね。

「苦手だけど流行っているから……」で始めても、継続と成功にはつながりません。
チャレンジ精神も大事ですが、せっかくチャレンジするなら、自分が得意なフィールドで挑戦しましょう。

自分の「発信軸」を決めよう

得意なフィールドを選ぶ前に、まずは自分の発信軸を明確にしておきましょう。
この発信軸とは、先ほどご説明した「何のために(what)」「誰に向けて(who)」「どうやって(how)」を具体化したものです。

この3つが定まっていないと、発信内容に統一感が無くなり、読者やフォロワーに「何をやっている人なのか分からない」という印象を与えてしまいます。

まずはwhatを決めていきましょう。以下のような例は、初心者でも発信しやすくおすすめです。

  • 今までの職歴や、仕事内容、経験談を発信。名刺がわりになるSNS作り。
  • 得意分野やスキル、趣味を発信して、新しい仕事につなげる。
  • 学んだこと・考えたことをまとめて、SNSを「学びのメモ帳」とする。

目的が決まれば、自然と誰に向けて発信すればいいのかも決まってきます。
そこまで決まってはじめて、ツール選びができるのです。

得意な表現方法から発信ツールを選ぼう

ツール選びの際は、「自分が得意とする表現方法」を考えてみましょう。
表現方法には、次のようなものがあります。

文章
イラストや写真
動画
音声メディア
コミュニケーション重視のリアルタイム配信

自分がやっていて楽しい方法・ときめく方法でなければ、おもしろい発信はできません。
楽しんで行動できなければ、コツコツと続けていくのも難しくなってきます。

では、上記の表現方法に対応するサービスには、どんなものがあるのでしょうか。

各SNSの特徴

ここでは、いま日本で盛り上がっている主要SNSの特徴と、必要な表現方法・向いている人を解説していきます。
自分に合っているSNSはどれなのか、今一度チェックしていきましょう。

Twitter

文章での発信・コミュニケーションに特化しているTwitter。
日本国内の月間アクティブユーザー数は4500万人で、LINEと並ぶ日本最大級のSNSです。

30代の男女を中心に、幅広い年代に使われています。

Twitterの魅力は、何といっても情報の伝達性と拡散性の高さ。
「バズり」を狙うのならTwitter一択です。

多種多様なユーザーにあふれているため、リアルでは出会えない人と気軽にコミュニケーションできるのも特徴。
投稿に写真や動画も添付できるので、日々のちょっとしたひとコマを発信しやすいです。

<Twitterに向いている人>

文章で気持ちや経験を伝えるのが好き。
長文を書くのは苦手だけど、140字くらいなら苦にならない。
写真や動画を撮るのが好き。
幅広い人たちと交流したい。

Instagram

写真・動画に特化しているInstagram。
日本国内の月間アクティブユーザーは3300万人、世界全体では月間10億人以上とデータが出ています。

写真や動画といったアートを通じて、国内だけでなく海外の人たちに向けても情報発信できます。
Twitterよりも気軽に「いいね」やスタンプを送り合えるので、「外国の人とも交流したい。でも言葉が分からない……」という人にもおすすめです。

日々のライフスタイルや、日常を切り抜いた一瞬の景色、ビジネスシーンのひとコマを写真に切り取って、あなた独自の世界観を発信してみましょう。

<Instagramに向いている人>

写真や動画を撮るのが好き。
文章を考えたり書いたりするのは苦手。
自分の世界観や、ライフスタイルを表現したい。
世界中の人たちと、言葉の壁を越えて交流したい。

Facebook

実名制SNSのFacebook。国内ユーザーは2600万人と、最盛期に比べて陰りが見えているものの、一部の人たちにはまだまだ人気です。

現在のメインユーザー層は、40代~60代の男性。経営者や実業家などが多く、事業の活動内容やイベントの告知などで活用されています。

TwitterやInstagramが「外向き」であれば、Facebookは「内向き」のSNS。
リアルの場で出会った人と、その後の交流を深めるには効果的です。

身内ノリ感が強いと言われがちですが、「コミュニティシステム」を上手く利用すれば、新しい出会いもたくさんあります。

実名制で経歴なども開示できるため、「頑張り」を発信し続けていれば、社会的な信用を得やすくなります。
リアルと密接に結びついているSNSなので、ネット上の活動をリアルにも広げたい人におすすめです。

<Facebookに向いている人>

自分の気持ちを文章で表現するのが好き。
経営者や実業家などのビジネスパーソンとつながりたい。
地域コミュニティなど、リアルのコミュニティとつながりたい。

YouTube

月間アクティブユーザーが世界で20億人を越えるYouTube。言わずと知れた動画投稿サイトです。幅広い年代の人が利用しているため、企業も情報発信の場として活用しています。

動画という特性から、視覚や聴覚に訴えかける発信ができるため、文章で表現するのは苦手……」という人におすすめです。

また、ライブ配信機能やチャット機能、投げ銭システムなども充実しており、ファン作りと収益化がしやすい環境が用意されています。

YouTubeに必要なのは、動画制作スキルよりもトレンド力
世の中のトレンドやエンタメに敏感な人であれば、リスナーに「ウケる」コンテンツ作りができるでしょう。

<YouTubeに向いている人>

動画制作が好き。
動画や配信内で顔を出して喋りたい。
世間の流行りやトレンドに敏感。

ライブ配信(17やポコチャ)

コロナ禍で人気急上昇中なライブ配信。リアルタイムでリスナーとコミュニケーションを取りながら、トークや歌や料理などを披露することができます。

アプリごとに特色があり、中には音声のみの配信に特化したサービスも。
そのため、「自分の顔は出したくない」という人でも気軽に始められます。

何を配信するかは自分次第! さまざまな自己表現に挑戦したい人におすすめです。
利用者層はサービス毎にまったく異なるので、自分に合っていそうなアプリを選んでみましょう。

<ライブ配信に向いている人>

トークで自分を表現したい。
ユーザーとリアルタイムでコミュニケーションを取りたい。
自分のファンを確実に掴みたい。

ブログ

今や自己表現・情報発信の定番となったブログ。シンプルながらも収益化しやすく、先人たちのノウハウもいちばん蓄積されています。

一度記事を書いてしまえば、ネット上に長く残る財産となります。ある程度コンテンツ数が溜まれば、「放置しておいてもお金を生む」可能性が高まるのです。

「忙しくて毎日SNSを更新するのはムリ……」という人であれば、コンテンツの作りだめができるブログをおすすめします。

<ブログに向いている人>

長い文章を書くのが苦じゃない。
自分の「好き」や「おすすめ」を文章で発信したい。
長くネット上に残るコンテンツを作りたい。

自分に合ったツールを使って効果的に発信していこう

SNSでの情報発信を成功させるコツは、自分に合ったツール選びです。
得意とする発信方法を活かせるサービスを利用し、コツコツと継続していけば、努力が報われる日は必ずやって来ます。

どんな情報を発信したいのか・誰に届けたいのか・どんな手段で届けたいのか。
SNSを選ぶ際には、この3つを意識してみるとよいでしょう。おのずと、どのSNSを使うべきなのか見えてくるはずです。

流行りのSNSに手を出すのなら、「自分には合っていないな」と感じたら早めに見切りを付けましょう。

時間を効率的に使いながら、アナタだけにしかできない情報発信にチャレンジしてみてください。

Written by ナナミル

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