トレンドの移り変わりがとても激しいアフィリエイト業界では、常に今流行りの集客媒体やアフィリエイト手法の情報が行きかっています。
ですが、そういった情報に翻弄されてばかりで集客媒体が成熟する前に次の行動にシフトチェンジしてしまい、全く成果が出ていないという方も珍しくありません。
そこで今回は、多くの方が勘違いしている『オワコン』の話と、オワコンを使った集客術について解説していきたいと思います。
コンテンツ
『オワコン=稼げない』は勘違い
オワコンとは『終わったコンテンツ』の略称で、アフィリエイト業界では人気が無くなってきたWEBサービスや、稼ぎ辛くなってきたWEBサービスを指して使う場合が多いです。
例えば完全紹介制コミュニティサービスとして一時話題になったミクシィも、その後少しずつ人気が無くなってきて、現在では完全紹介制を撤廃し誰でも会員登録出来るようになりました。
あとはアフィリエイト規制が厳しくなったTwitterやYoutubeに対して「もう稼げないオワコン」と紹介している方もいらっしゃいます。
ですがそれは真実ではなく、そのWEBサービスの人気に陰りが見え始めたとしても、ビジネスへの規制が強くなってきたとしても、まだそのサービスにユーザーが存在して更に自身のビジネスに適応した需要が存在すれば問題なく稼ぎ出す事が可能です。
実際に数十再生数のYoutube動画でマンションを売り上げた方もいれば、一日2~300程度のアクセス数でも大量のメルマガリストを収集して月収100万越えを実現している方もいらっしゃいます。
『稼ぐ為には大量のアクセスが必要』という思考だと、WEBサービスの人気や規制状況に大きく振り回されてしまいますが、『そこに需要があれば少ないアクセスでも稼げる』という考え方をもっていればビジネスチャンスは目の前に沢山ある事に気付けると思います。
オワコンからガッツリ集客する為の3ステップ
1.集客コンテンツの条件
集客コンテンツは単純に今トレンドかどうかだけで見定めようとすると失敗してしまう為、まずはそのコンテンツ自体としっかり調査する必要があります。
調査項目としては
・需要があるか
・ライバルが存在するか
・アプローチ型集客が可能か
を見ると最低限の見極めは出来ます。
まずそのコンテンツに需要が存在しなければビジネスは無理な為、自分がやりたい事に合わせた需要が存在するかチェックする必要があります。
次に、ライバルは居ない方が稼ぎやすいと考えている人が居ますが、それはまるっきり逆でライバルが存在するコンテンツの方が稼げる可能性が高くなります。
ライバルがいないのはそもそもそのコンテンツで自身のジャンルは稼ぎ辛い為の可能性が高く、更に言えばライバルが存在する方が先人からやり方を学べますし、ライバル自身が顧客候補の貯金箱となっている場合が多いので活用しやすいです。
最後にアプローチ型集客についてですが、基本的に集客媒体には自然とアクセスが集まるのを待つ『待ち型』と、こちらからユーザーに対しアプローチして集客を行う『アプローチ型』があります。
待ち型は運の要素が強く展開が遅い為、出来ればアプローチ型の集客媒体の方が望ましいです。
ですが、Youtubeの様な巨大メディアの場合、待ち型でもコンテンツを作り続ければアクセス集客が可能な為、必ずしもアプローチ型でなければならないという訳ではありません。
ですので、例え待ち型であっても可能性がありそうであれば次のステップである『テストマーケティング』に移るのも良いでしょう。
2.テストマーケティング
集客媒体の事前調査が終わりましたら、次に行うのがテストマーケティングです。
テストマーケティングでは、その媒体でアカウントを作ったり簡単なコンテンツを作る事によって、作業量に対しどれくらいのアクセスを見込めるかを計ります。
※アプローチ型の場合はアプローチ作業によるアクセス集客量を計る
実際にはコンテンツのクオリティや規模、どれだけ続けてきたかによって作業量に対するアクセス数の比率は変わってきますが、まずは初動でのリターン期待値を見る為なので本当に簡単なコンテンツで構いません。
テストマーケティング段階で完璧主義に走って時間を掛け過ぎてしまうと時間的にも気力的にもロスが大きくなる為、テストマーケティングでは『小さく始める』を念頭に作業する必要があります。
3.作業計画
テストマーケティングでアクセス集客確認出来ましたら、次に行うのが戦略作りです。
詳しく書くと様々な戦略作りがありますが、まずは下記の3つを基本戦略として計画しておくと良いでしょう。
・ライバル調査による有効な集客戦略
同媒体でのライバルは勿論、別媒体でのライバルの戦略を流用出来る事も良くありますので1から自分の頭だけで戦略を練るより成功確率を上げる事が可能です。
・集めたアクセスをリスト媒体に流す戦略
長く太い収益化環境を作っていく為には、やはりアクセスを集めてその場で商品販促を行うよりメルマガ等のリスト媒体に誘導してから販促を行う方が圧倒的に利益率も安定性も増しますので、どんな集客媒体でも最終的にはリスト集めに繋がるように戦略を練る必要があります。
・集客作業の簡略化 or 自動化戦略
集客は一つの場所だけで行うより、複数種類の場所から集客を行っていった方が規約変更や凍結騒ぎなどに影響されない強度の高い集客環境を構築する事が出来ます。
その為には一つ一つの集客場所での作業に時間を掛ける事が出来ません。ですのでより少ない時間で集客し続ける方法を考える必要があります。
作業の簡略化や自動化に成功すれば、十分な利益が確保できた段階でより安い報酬で人に作業代行を依頼する事も可能になる為、ここはとても重要なポイントとなります。
4.本格稼働
ここまでのステップが完了したら本格稼働に移します。
本格稼働の際に注意すべき点は『不用意な方向転換はしない』『結論を急がない』の二つです。
どんなWEBサービスを使ったとしても集客媒体を育成する為にはどうしても時間が掛かってしまします。
それにも関わらず、計画から実行に移した際にすぐに方向転換をしたり、早い段階で駄目だと決めつけて諦めてしまうアフィリエイターが本当に多いです。
ですので、最低でも4ヶ月はしっかりと作業をし続けて、その上で再調査と改善のサイクルを回す様に致しましょう。
それと効果測定に関しても、アクセス数ばかりに目を向けるのではなく作業量に対して月にどれだけのリストを手に入れられるのか、そして1リスト当たりの利益を広げる為にはどうすれば良いのかというポイントに目を向ける事も、アフィリエイトで成功する大きな要因の一つです。
まとめ:オワコンは穴場になりやすい
アフィリエイトの世界では「もうここでは無理だ」と囁かれ始めた媒体こそビジネスチャンスが転がっている事がよくあります。
そういった媒体はブーム時期よりアフィリエイターの数が少なり風通しが良くなった事により、ブーム中の媒体より容易に安定的なアクセス集客環境を構築できる可能性があるからです。
その為、是非新しい集客環境を構築する際は『流行り』ではなく『需要の有無』に目を向けて、雑多な情報に翻弄されないアフィリエイターを目指していって下さい!