近頃、就活生の間でじわじわと広がりつつあるスカウト型就活ですが、メリットとデメリットの両方が存在します。良い面と悪い面を検討したうえで、スカウト型就活をしてきたいものです。
スカウト型就活は魅力的だが
スカウト型就活は、企業側から就活生にアプローチをかける就活方法。わざわざ企業側にESを送付しなくても、スカウトサイトで待ち構えていれば、企業側からお誘いがきます。もちろんプロフィール欄を魅力的に見せて、企業側から興味をもってもらう努力は必須です。
よい面ばかりが強調されがちなスカウト型就活ですが、メリット・デメリット両方を把握しておくことのがオススメ。従来の就活方法でデメリットを埋めるなどの戦略をとりやすくなります。
スカウト型就活のメリット
スカウト型就活のメリットは手軽さと成功率の高さでしょう。従来の就活だと、企業側とカジュアルに話をするためには、リクルートスーツを着て会社説明会に足を運ばなければなりませんでした。しかしスカウト型就活なら、スカウトサイト内のメッセージやSkypeを通じて、気軽に企業とやり取りができます。スカウトに返信する=面接に進まなければならない。というわけでもないので「まずはお話しだけでも」といったスタンスでカジュアルに担当者とお話ししてみましょう。
企業側から「ウチにこないか?」とお誘いがあるのですから、相手も採用に積極的です。企業側が求めている人材と見做されたのですから、有利な立場で採用を進めることができるでしょう。ただし面談を進めるなかで、企業側が思い浮かべていた就活生のイメージと現実のギャップがあまりにも大きすぎた場合は話が別。誤解を生まないためにも、スカウトサイトのプロフィール欄は正直に書くことが大前提です。
スカウト型就活のデメリット
逆にスカウト型就活のデメリットは選択肢が限られること。スカウト型就活一本で就活を進める場合、選択肢は基本的に「スカウトサイト内でスカウトしてきた企業」のみになります。スカウトサイトごとに登録している企業のタイプも若干変わりますが、基本的にスカウト型就活では、企業の選択肢は少ないと理解しておきましょう。
そう考えると、受ける企業を選び放題の従来型の就活も捨てたものではありません。お互いのメリット・デメリットを補完し合えるよう、どちらか一方だけでなく、両方とも併行して進めていきたいですね。