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1.FX 逆張りとは
2.FX 逆張りパターン①【トレンドの終焉の天底逆張り】
3.FX 逆張りパターン②【レンジ相場での往復逆張り】
4.どちらの逆張りで獲りにいくか意図を明確にしておく
1. FX 逆張りとは
FXトレードにおける逆張り手法とは、現在の流れとは逆の方向へエントリーして仕掛けるトレード手法のことだ。
逆張りは、今のトレンドに沿ってエントリーする順張りとは真逆の性質を持っている。
FXトレードは大きく分類すると逆張りか順張りしかない。
一般的セオリーでは、FX初心者はトレンドに乗ったトレードをした方が勝ちやすいとする説が主流だが、決してそうとは限らない。
結論から言えば、逆張り・順張りはどちらを使ってもよい。
肝心なのは、逆張り・順張りのメリット・デメリットを把握すること、そして、『今の相場がトレンド相場なのかレンジ相場なのかさえある程度判断』できれば、勝てるのだ。
トレンド相場と判断すれば逆張りは封印し、レンジ相場と判断すれば逆張りで勝負すればよいだけの話だ。
逆張り・順張りのどちらを使うのも各自の自由であり、トレードスタイルや性格、好みによっても変わってくる。
今回は、逆張りのメリット・デメリット・逆張りトレード手法を解説する。
2. FX 逆張りパターン①【トレンド終焉の天底逆張り】
逆張りには2つのパターンがある。
まず1つ目が『トレンド相場の終焉に天井(もしくは底)から仕掛ける逆張り』だ。
これがFX初心者から見た逆張りのイメージに最も近いだろう。
夢を見ないようはっきり言っておくが、この画像にようにきれいに天井から逆張りできることは、ほとんどない。
これができれば皆が億万長者だ。
トレンドは必ず終わるが、どこで終わるかを予測することは不可能であり、『この辺りで反転するだろう』と根拠なき逆張りエントリーをすることは絶対に避けて頂きたい。
後述するトレンド・レンジ判定にてレンジ相場と判断されてから逆張りエントリーを仕掛けることが重要だ。
根拠のあるエントリーさえ心がければFX初心者でも大きな利益を出せる逆張りパターンである。
3. FX 逆張りパターン②【レンジ相場での往復逆張り】
2つ目は、完全なレンジ相場(ボックス相場)で逆張りエントリーする必勝パターンだ。
これは逆張りの中で最も手堅く勝てるパターンだ。
長期足でレンジ判断がなされれば、積極的に逆張りを往復して連発し、勝ちを積み重ねることができる。
下図のように、レンジ相場が続く限り、何度でも逆張りで利益を出すことが可能だ。
FX初心者に特におすすめしたい逆張りパターンである。
以上が逆張りの2つのパターンだが、以下解説においては便宜上『パターン①トレンド天底逆張り』『パターン②レンジ往復逆張り』と称することとする。
4. どちらの逆張りで獲りにいくか意図を明確にしておく
このように逆張りと言っても2つのパターンがある。
重要なのは、どちらの逆張りでエントリーをしたいか明確にしておくことだ。
もっと言えば、今がどういう相場状況で自分が何を狙ってエントリーしているのかを把握しながら、意図を持って逆張りをして頂きたいということだ。
感覚的になんとなく値頃感だから逆張り、では絶対に勝てない。
後述する手法を用いて、トレンド・レンジ判定をしっかり行った上で、天底もしくは完全レンジ相場での逆張りを仕掛けることが重要だ。
2.FX 逆張りのメリット5つ
2.勝率が高い
3.短期間で利益を出せる
4.大きな利益を出せる
5.大きな連勝がある
1.エントリー機会が多い
逆張り最大のメリットとしてはエントリー機会が多いことが挙げられる。
レンジ相場であればパターン②レンジ往復逆張りによって何回も逆張りエントリーして獲れる。
またトレンド相場であっても、トレンド終焉のタイミングでパターン①トレンド天底逆張りによって逆張りエントリーができる。
FX相場は基本的にはトレンドはたった2割しかなく、8割はレンジ相場だ。
では、FXがいかにレンジ中心で構成されているかを象徴する事例を挙げよう。
FXの注文用語の中に『指値注文』というものがある。
FX初心者でも聞いたことのある人は多いだろう。
指値注文とは、現在のレートから有利なレートでエントリーすることだ。
有利なレートとは、買いであれば、『現在のレートより下がった地点』であると定義されている。
例えば『今110円50銭で、110円まで下がったら指値注文を入れる』といった具合だ。
簡単に言えば、FX業界の定義として『下がったら買う、上がったら売る、その注文方法が有利(=逆張りが有利)』となっているのだ。
つまり、それだけレンジ相場(逆張りパターン②)が多いということの裏返しでもある。
FX相場の大半を占めるレンジ相場において、定義自体で有利とされていて、かつエントリー機会の多い逆張りを使わない手はないのだ。
2.勝率が高い
FX相場ではトレンド自体がそう多くは発生しないわけなので、逆張り手法を使えば必然的に勝率が高くなる。
FX相場の大半を占めるレンジ相場において、レンジに有効である逆張りを続けるわけだから、当然勝ちやすくなるわけだ。
FX初心者の多くの失敗例として、逆張り自体は勝率が高いにも関わらずトータルで負けてしまうケースだ。
これは、逆張り手法のせいではなく、資金管理の問題だ。
せっかく高い勝率を誇る逆張りを、ずさんな資金管理によってうまく生かし切れていないだけだ。
典型的なのがナンピンによる逆張りだ。
ナンピン自体は計画性さえ持って行えば有効な手法ではあるので否定はしないが、無計画・感情に任せたナンピン逆張りは絶対にしてはならない。
これさえ遵守できれば、逆張りの勝率の高さと、逆張りによってトータルで勝てることを実感して頂けるはずだ。
3.短期間で利益を出せる
逆張りはエントリー機会が多いので、短期間で利益を出せるというメリットもある。
FX初心者の中には、通勤時や仕事の合間に副業としてFXを始めた人もいるだろう。
できるだけ短期間で利益を出したいと考える人もいるはずだ。
そういう人には短期間で利益を出せる逆張り手法をおすすめする。
トレンドを狙った順張り手法の場合は、トレンド自体が滅多に発生しないので、なかなかエントリーチャンス自体がこない。
つまりエントリー自体の回数が少ないので、トレンド発生までの時間を鑑みると、利益を出すのに長期間を要する。
しかし相場の大半を占めるレンジ相場を狙った逆張り手法なら、いくらでもエントリーできるので、短期間で利益を出すことが可能となる。
4.大きな利益を出せる
トレンド狙いの順張りの方が利益を出せそうなイメージかもしれないが、決してそんなことはない。
根拠あるエントリーさえ続ければ、むしろ逆張りの方がローリスクで大きな利益を出せる。
トレンドは発生したと思っても多くの場合、それはダマシだったりごく小さなトレンドで、結局はレンジ相場の範疇に戻るケースが多い。
また、トレンド順張りの場合はインジケーターがトレンドを示唆した時点ですでにある程度トレンドが進行していることも多く、順張りエントリーした時からは思っていたほど伸びない場合も多い。
そもそもFX相場の8割はレンジなのだから、わずか2割のトレンドを当てることの方が難しい。
パターン①トレンド天底逆張りなら、『天底からピンポイントで逆張りして天から底まで根こそぎ利益にする』といった夢のような獲り方は不可能だが、『天井から少し下がった辺りから底の少し上まで』を逆張りで獲ることは、FX初心者でも十分可能だ。
これだけでもかなり大きな利益を得られる。
またパターン②レンジ往復逆張りなら1回の利益は小さくとも、逆張りの連発によってトータルでは大きな利益を得られる。
5.大きな連勝がある
これはパターン②レンジ往復逆張りに言えることだが、相場の大半を占めるレンジ相場においてレートが上がったら売り、下がったら買いを繰り返すわけだから、当然大きな連勝を期待できる。
レンジ相場はそう簡単には終わらない。
レンジ相場が続く限り、逆張りによって勝ち続けることができるのだ。
FX初心者にとって重要なことは、レンジ逆張りによって大きな連勝があっても、気を大きく持たず淡々とルールに従ってエントリーすることだ。
連勝が続くとロット数を大きくしたりしてしまいがちだが、そこが落とし穴となる。
いくらレンジ相場が続きやすいとは言え、レンジもいつかは必ず終わり、トレンドが発生する時期がくる。
せっかく連勝していても、大きなロットで勝負した時にトレンドが発生して利益を一発で吹き飛ばすと元も子もない。
レンジが終わるタイミングでは必ず1敗する、ということを織り込み済みで淡々と地道に勝ちを積み重ねることが逆張りで勝つための肝となる。
3.FX 逆張りのデメリット2つ
2.ナンピンする癖がついてしまう
1.トレンド相場に弱い
逆張りがトレンド相場に弱いことは宿命である。
逆張り=レンジ相場、順張り=トレンド相場なのだから、これは当然だ。
しかし後述する手法を用いて『現在の相場がレンジなのかトレンドなのか』を判定できれば恐れる必要はない。
トレンドと判定できれば、無理して逆張りを使う必要はない。
よって、トレンド相場に弱いことが逆張りのデメリットと言うよりは、それ自体を受け入れて、トレンド相場なら逆張りで勝負しなければいいだけなのだ。
2.ナンピンする癖がついてしまう
ナンピンする癖がついてしまうことは、FX逆張り最大のデメリットと言ってもいいだろう。
特にFX初心者は肝に銘じておいて頂きたい。
ナンピンとは、例えば逆張りで売りエントリーしている時にレートが逆行してさらに上昇を続けた所で、さらに売りエントリーを浴びせていく究極の逆張り手法のことだ。
FX相場は上がり続ける(下がり続ける)ことはないので、ナンピンを永遠に続ければ必ず勝てる。
しかしナンピンを重ね過ぎると、その前に資金が尽きてしまうのだ。
ナンピンは悪と評されることが多いが、それは無計画に逆張りナンピンをするからだ。
計画性あるナンピン(いくらの損失まで許容できるかを把握した上での逆張りナンピン)であれば、問題はない。
しかし、無計画な逆張りナンピンは絶対にしてはならない。
問題なのは、無計画な逆張りナンピンでも、大抵の場合は勝ててしまい、特にFX初心者はこれによって味を占めてしまって適当に逆張りナンピンしても勝てると勘違いしてしまう点だ。
FX相場の8割はレンジ相場なので、ナンピンが成功する確率は高い。
ここが落とし穴となる。
無計画なナンピンを続けると、必ず致命的な大敗北が待ち受けている。
それも全資金が一気に吹き飛ぶような立ち直れないレベルの大敗だ。
FX初心者には、逆張りはおすすめするが、慣れるまではナンピンはおすすめしない。
無計画な逆張りナンピンの癖がついてしまうのを防ぐためだ。
資金管理がきっちりできるレベルになってからナンピンを学ぶのが望ましい。
4.FX 逆張りメリット・デメリットの総論
ここまで逆張りのメリットとデメリットを見てきたが、総じて逆張りはFX初心者に向いており、おすすめする。
逆張りにはデメリットを補って余りあるメリットがある。
FX相場がトレンドかレンジかの判定さえ根拠を持ってしておけば、相場の大半を占めるレンジ相場において威力を発揮する逆張りは、非常に有効かつ効率的な手法だからだ。
FX初心者であってもエントリー機会が多くなり、パターン①トレンド天底逆張りであってもパターン②レンジ往復逆張りであっても、利益も出しやすい。
また、利益が出るまでにかかる期間も短い。
指値注文というFX注文の定義自体が、上がれば売り・下がれば買いが有利という逆張りロジックになっているのだから、逆張りはFXトレードの基本に忠実な手法とも言える。
トレンド相場と判定した場合には手を出さない点と、無計画な逆張りナンピンさえしなければ、逆張りは非常におすすめの手法である。
5.FX 逆張りトレード手法
2.トレンド・レンジ判定インジケーター①平均移動線1時間足
3.トレンド・レンジ判定インジケーター②RCI
4.逆張りエントリー用インジケーター RSI5分足
5.逆張りエントリー後の利益確定・損切り
6.利益をもっと伸ばす方法もある
1.逆張りではトレンド・レンジ判定がすべて
逆張り手法を用いる際には、相場の環境認識が生命線となる。
つまり『現在の相場がトレンドなのかレンジなのかを判定すること』だ。
全てはここにかかっている。
トレンドかレンジかを判定することはFXにおける永遠のテーマであり、完全に当てることは不可能だ。
これを完全に当てるのは、砂漠で指輪を見つける以上に難しい。
しかし『ある程度』当てることは、FX初心者であっても簡単にできる。
そしてある程度のトレンド・レンジ判定さえできれば、トータルでは必ず勝てる。
以下では、インジケーターを活用してトレンド・レンジの判定を行った上での逆張りエントリー手法を解説する。
2.トレンド・レンジ判定インジケーター①平均移動線1時間足
逆張りを成功させるためにはレンジ相場を狙う必要がある。
そのための判定基準として活用できるインジケーターが、平均移動線の1時間足だ。
平均移動線は世界で最も使われているインジケーターであり、馴染みのあるFX初心者も多いだろう。
手法としては、平均移動線1時間足の20EMAと100EMAを使う。
FX初心者でも分かるように簡単に言えば20EMAは直近20時間の平均値、100EMAは直近100時間の平均値になる。
20EMAを短期、100EMAを長期の値動きとして見る。
平均移動線1時間足を使ったトレンド・レンジ判定手法はこうだ。
❶20EMAと100EMAの間でレートが推移していればレンジと判断する。
❷20EMAと100EMAをレートが上回っていれば上昇トレンドと判断する。
❸20EMAと100EMAをレートが下回っていれば下降トレンドと判断する。
これだけだ。これならFX初心者とは言え簡単にできるはずだ。
つまり、逆張りの狙い目は平均移動線が20EMAと100EMAの間をレートが動いているタイミングというわけだ。
短期では上昇していても長期では下降、もしくは短期で下降していても長期では上昇、という状況であり、こういう場合はトレーダーたちも迷っているのでどっちつかずの状態になり、レンジ相場と判断してよい。
逆に20EMAと100EMAの両方を上回ってくれば、強いトレンド相場と見てよい。(両方を下回っていれば強い下降トレンドと見てよい。)
3.トレンド・レンジ判定インジケーター②RCI1時間足
トレンド・レンジ判定のもう1つのインジケーター手法を伝授する。
それはRCIの1時間足を使った手法だ。
RCIとは短期・中期・長期の3本のラインで相場の方向感が示されたインジケーターである。
パラメーターは9・26・52とデフォルト設定されており、これをこのまま使えばよい。
RCIは人気の高いインジケーターだが、比較的歴史が浅いので、FX業者によっては搭載されていないこともある。
しかしネットで『RCI 無料』で検索すれば、無料ダウンロードできるサイトは山ほどあるので、無料で簡単に入手できる。
RCIはFX初心者にとっても視覚的にトレンド・レンジが分かりやすく、非常におすすめのインジケーターだ。
RCIを使ったトレンド・レンジ判定手法はこうだ。
❶RCI中期と長期が違う方向を向いていればレンジと判断する。
❷RCI中期と長期が同一方向を向いていればトレンドと判断する。
これだけだ。こちらもまた究極にシンプルな手法で、FX初心者でも簡単にできるだろう。
下図ではRCI中期を緑色、長期を黄色で表している。短期は、トレンド・レンジの見極めには使わないので下図では便宜上消している。
中期(緑)と長期(黄)が違う方向の時こそ、相場が迷っている状態もしくは調整している状態(損切りと利益確定が交錯している状態)であり、レンジ相場と見なしてよい。
こういうレンジ相場でこそ逆張りが威力を発揮するというわけだ。
逆にRCI中期と長期が同一方向を向いている時は強いトレンドが出ている証拠であり、逆張りエントリーは控える。
4.逆張りエントリー用インジケーター RSI5分足
平均移動線もしくはRCIでレンジ相場であると判断できれば、あとはレンジでの逆張り向きのインジケーターを5分足で使ってエントリーする。
逆張りインジケーターの代表格なのがRSIだ。
RSIは先ほどのRCIとは1文字違いだが全く違うインジケーターである。
RSIは買われ過ぎ、もしくは売られ過ぎを数値で表す指標として用いられる。
ただ、単純にRSI5分足だけで取引していてはダマシに遭う確率も高い。
そこで先ほどの平均移動線・RCI1時間足を使ったトレンド・レンジ判断が活きてくるのだ。
平均移動線・RCI1時間足でレンジと判断してから、5分足のRSIでエントリーポイントを見つけるというわけだ。
大きな時間足で相場の環境認識ができているので、ダマシに遭う確率を低くでき、大怪我をしない。
具体的なエントリー手法としては、5分足RSIが65に達した所で売りエントリー、35に達した所で買いエントリーを入れる。
RSIの65という数値はかなり買われ過ぎの状態を示唆しており、大きな時間足でレンジ相場であるという判断がされた状況下にあっては、これから先の上昇方向への伸びしろは少ないと見なせる。
同様にRSIが35まで下がれば、かなり売られ過ぎの状態であり、レンジ相場であればこれ以上下がる可能性が低いことを意味する。
RSIはレンジ相場でこそ威力を発揮するインジケーターである。
そのRSIの長所を最大限に生かすためにはレンジ相場であることの見極めが非常に重要であり、そのために平均移動線やRCIの1時足を使って環境認識をしたのだ。
5.逆張りエントリー後の利益確定・損切り
買いならRSI5分足が35に達した地点でエントリーし、利益確定はRSIが65に達した地点だ。
売りならRSI5分足が65に足した地点でエントリーし、利益確定はRSIが35に達した地点だ。
一般的には、RSIの買われ過ぎ数値は70~80、売られ過ぎ数値は20~30と言われている。
しかしここで伝授した手法では、買われ過ぎ数値を65、売られ過ぎ数値を35とした。
これは、少し早目の利益確定によってFX初心者であってもより着実に勝ちを重ねて頂くためである。
RSIの使い方に慣れれば、買われ過ぎ数値を80、売られ過ぎ数値を20として最大限まで利益を引っ張るのもアリだ。
逆に損切りは、エントリー地点から20pips離れたレートで設定しておく。
20pipsもエントリー地点から逆行すれば、これはレンジの域を出始めている証拠である。
20pips離しておけば、相場のノイズ(大口投資家などによるちょっとしたイレギュラー)やダマシに遭うこともほぼ無い。
6.利益をもっと伸ばす方法もある
ここまで逆張りのエントリー手法と利益確定・損切りについて解説した。
逆張りパターン①トレンド終焉の天底逆張り・逆張りパターン②レンジ往復逆張りのどちらでも同様の手法を使えるのだが、パターン①に限り、利益確定を引っ張る方法もある。
パターン①の場合、例えば売りを仕掛けたとして、エントリー用のRSI5分足でRSIが35に達してもさらに下降が進む(利益が増える)可能性を秘めている。
今まで出ていたトレンドが終わった後の逆張りになるので、それまで買いで含み益を持っていたトレーダーたちが、レートが下がり始めたので一気に利益確定して逃げ切りを図ってくるタイミングだからだ。
買い組の決済すなわち売りだ。
1度下がり始めると我先にと利益確定が始まり、一気に下降することが多い。
この特性を活かし、仮にRSIが35を下回ってきても決済せず、利益が30~40pips出るまでポジション保有し続けるという方法もとれる。
FX初心者でも慣れてくればこうやって利益を伸ばすことは十分に可能だ。
6.FX 逆張り まとめ
今回は逆張りエントリー用のインジケーターとしてRSIを紹介したが、他にもボリンジャーバンドやストキャスティクス等、逆張りに適したインジケーターは多数存在する。
どのインジケーターをエントリー手法で使ってもパフォーマンスに大差はない。
最も重要なことは、逆張りが威力を発揮できるのはレンジ相場であること、そしてまずはレンジ相場であるかどうかを大きな時間足(1時間足)を使って判定し、レンジ判定ができた時にだけ逆張り手法を使うということだ。
FX相場の8割はレンジ相場であり、逆張りはFX初心者にとっても非常に向いている手法だ。
1時間足によるトレンド・レンジ判定、これさえしっかり行えば、逆張りはFX初心者にとって強い味方となってくれるのだ。